ハイカーこてつの放浪記

関東首都圏の里山を愛する低山ハイカー

北アルプス 試練の常念岳へ

6月17日、北アルプスにある常念岳(2857m)」に行ってきました。 

 

 

目次

 

1.今回のコース

今回紹介するコースは、時間は約11時間(約1時間休憩含む)、距離は約14.2kmになります。

一ノ沢→常念乗越(常念小屋)→常念岳→常念乗越(常念小屋)→一ノ沢のピストンで行ってきました。

 

地図だと以下のようになります。

2.コースを歩く!!

・一ノ沢~常念乗越(常念小屋)

4:30 一ノ沢第2駐車場からスタートしました。3:00に着いた時点で、すでに第1、第2駐車場はいっぱいで、なんとか第2駐車場の脇に駐車することができました。

5:00 一ノ沢登山口です。登山口にはトイレがあります。少し休んで出発します。

一ノ沢のルートは沢沿いを歩いていきます。途中何度も渡渉があります。丸太の橋もしっかりしているので怖くはなかったです。

目指すべき常念岳がみえました。ここからが長かった・・・。

ほとんど川の中を歩いていくところも多くあります。滑らないように注意して進みます。

7:30 最終水場につきました。6月中旬現在では、雪渓が残っていました。日にあたりかなり溶けていて滑りやすかったですが、踏跡をたどっていけばチェーンスパイクなど使わずに歩けます。

8:30 常念乗越(常念小屋)にやっと着いた・・・。槍ヶ岳がみることができて、「もういいや」って思ってしまいました。それほど遠かった。このときは下山する気でいます。しばらく呆然としてしました。

 

・常念乗越(常念小屋)~常念岳

9:00 常念岳山頂を目指します。「もういいや」って思いから、「ここまできたら行けるところまで行こう」と前向きな気持ちになって行くことにしました。

急登がずっと続いている中、ふと前を見るとなんとライチョウがいました。こっちがびっくりしているのに、ライチョウは自分の姿をみてもあわてる様子なく・・・、のんびりしていました。

山頂がやっと見えてきました。あと少し・・・。

10:30 やっと山頂につきました。絶景サイコー。何度引き返そうと思ったか。「山は逃げない、自分のペースでいけば必ず着ける」そんなことを言い聴かせてがんばりました。今回の山行で少し自信がついた気がします。

槍ヶ岳奥穂高岳方面

安曇野市方面

大天井岳立山方面

蝶ヶ岳方面

妙高方面


・下山 常念岳~一ノ沢

12:00 下山を開始し、途中常念小屋によりました。疲れた時のコーラがバカうまい。

記念に常念岳の手ぬぐいを買いました。

13:30 この時点でかなりばてています。疲れて足をあげるのもやっとです。

15:30 最後は気力で下山しました。車にへたり込むように座り、無事帰れたことに安心しました。しばらく北アルプスは、遠慮したいと思います。


3.まとめ

今回初めて、10時間以上の山行を経験しました。「ほんと疲れた」それが素直な感想です。やりきることができ自信になった反面、体力不足を痛感しました。長時間の山行は事故につながることが多く、今後小屋泊なども計画にいれて体力に余裕をもって楽しみたいと思います。